外壁塗装を検討しているけど「どの業者に頼めばいい?」「悪質な業者につかまりたくない」と不安な方へ。この記事では、外壁塗装の業者の選び方と失敗しないポイントを解説します。
外壁塗装の費用相場
外壁塗装の費用は住宅の広さや塗料の種類によって異なります。
・30坪の住宅:60万円〜100万円
・40坪の住宅:80万円〜130万円
・50坪の住宅:100万円〜160万円
使用する塗料によっても費用が変わります。
・シリコン塗料:耐久年数10〜15年・コスパ良好
・フッ素塗料:耐久年数15〜20年・長持ち
・無機塗料:耐久年数20〜25年・最高品質
良い業者の選び方
- 地元に密着した業者を選ぶ
地元で長年営業している業者は信頼性が高いです。急に廃業するリスクも低く、アフターフォローも安心です。 - 実績・施工事例を確認する
過去の施工事例が豊富な業者は技術力が高い証拠です。写真付きの施工事例を見せてもらいましょう。 - 見積もりが詳細かどうか確認する
良い業者は見積もりが細かく、使用する塗料や工程が明記されています。曖昧な見積もりの業者は注意が必要です。 - 保証内容を確認する
塗装後の保証期間や内容を確認しましょう。5年以上の保証がある業者が安心です。
悪質な業者の見分け方
・「今だけ特別価格」と急かしてくる
・見積もりが極端に安い
・契約を急かしてくる
・会社の住所や電話番号が不明確
このような業者には注意が必要です。
外壁塗装が必要なタイミング・劣化サイン
外壁塗装は10年前後が塗り替えの目安です。次のようなサインが出たら検討しましょう。
・チョーキング(手で触ると白い粉がつく)
・ひび割れ(クラック)
・塗膜の剥がれ・膨れ
・カビ・コケの発生
・色あせ
これらを放置すると外壁内部に雨水が浸入し、建物の劣化が早まります。
契約前に確認したい資格・許可
信頼できる業者かどうかは、資格や許可でも判断できます。
・建設業許可:一定規模以上の工事を請け負える許可
・塗装技能士:国家資格を持つ職人が在籍しているか
・自社施工かどうか:下請けに丸投げせず自社で施工する業者は中間マージンが少ない
・保険への加入:火災保険・賠償責任保険に加入し、万一の事故に備えているか
外壁塗装工事の流れ
一般的な外壁塗装は次の流れで進みます。工期は10日〜2週間程度が目安です。
- 足場の設置・飛散防止シート
- 高圧洗浄(汚れや古い塗膜を落とす)
- 下地補修(ひび割れの補修など)
- 養生(塗らない部分を保護)
- 下塗り・中塗り・上塗り(3回塗りが基本)
- 点検・足場の解体
「3回塗り」が基本です。これを省く業者は手抜きの可能性があるため注意しましょう。
【現場から】見積書の「一式」は手抜きとぼったくりのサイン
外壁塗装の業者を選ぶとき、いちばん確かな判断材料は見積書です。現場の職人に「手抜きしそうな業者は、見積書のどこで分かる?」と聞くと、真っ先に返ってくる答えがあります。それが、明細を細かく出さずに「一式」でまとめて書いている見積書です。
「外壁塗装工事 一式 ○○万円」では何も分からない
たとえば見積書に「外壁塗装工事 一式 90万円」とだけ書かれていたとします。この書き方では、次のことがまったく分かりません。
- どのメーカーの、何という塗料を使うのか
- 何平方メートル(㎡)を塗るのか
- 下塗り・中塗り・上塗りの3回を本当に塗るのか
- ひび割れ補修やコーキング(目地)の打ち替えは含まれているのか
中身が書かれていなければ、工事中に塗る回数を減らしたり、安い塗料に替えたりしても、施主には確かめようがありません。書いていないことは、やらなくても「約束違反」にならないのです。
しかも、問題は手抜きだけではありません。現場の職人に言わせると、一式でまとめる業者は、手抜きもするし、ぼったくりもする。中身が見えないということは、その金額が高いのか安いのかも、施主には判断できないということです。安い塗料を使って塗る回数を減らし、それでいて相場より高い金額を請求する――「一式」はそれを隠すのに都合のいい書き方なのです。明細を出さない業者には、十分に注意しましょう。
ていねいな見積書には、ここまで書いてある
信頼できる業者の見積書は、工程ごとに分かれていて、それぞれに数量(㎡やm)と単価が書かれています。目安として、次の項目が並んでいるか確認しましょう。
- 足場(架設・解体、飛散防止シート)
- 高圧洗浄
- 養生(窓や植木など塗らない部分の保護)
- 下地補修(ひび割れ補修・コーキングの打ち替えや増し打ち)
- 下塗り・中塗り・上塗り(塗料のメーカー名・商品名、塗る面積、㎡あたりの単価)=「平米数×単価」が基本
- 付帯部の塗装(雨樋・破風板・軒天など)
- 諸経費(交通費・福利厚生費・副資材費など)
とくに外壁の塗装は、「塗る面積(平米数)×㎡あたりの単価」で計算するのが基本です。現場の職人に言わせると、外壁塗装の面積が書いていない見積書は「あかん」。面積が分からなければ、その金額が妥当かどうかを確かめる方法がないからです。
諸経費は「一式」でもOK。ただし中身の書き方を見る
一方で、諸経費が「一式」になっているのは問題ありません。現場の感覚では、諸経費は工事金額のおよそ5〜8%くらいが目安です。
ここで見てほしいのは、書き方のていねいさです。
- ○「諸経費(交通費/福利厚生費/副資材費)一式」と中身が書いてある → ていねいな業者
- △「諸経費 一式」とだけ書いてある → ちょっと微妙な業者
あわせて、諸経費の金額が工事金額に対して大きすぎないか(5〜8%から大きく外れていないか)も見ておくと安心です。
「一式」の見積書をもらったら、こう聞いてみる
一式の見積書が出てきても、すぐに悪い業者と決めつける必要はありません。次のようにお願いしてみてください。
- 「塗料の名前と、塗る面積を書いた明細を出してもらえますか?」
- 「下塗り・中塗り・上塗りを分けて書いてもらえますか?」
ていねいな業者なら、すぐに明細を出してくれます。説明を嫌がる、はぐらかすようなら、その業者は避けたほうが安心です。また、複数の業者から見積もりを取るときも、明細があれば塗料・面積・工程を並べて比べられます。一式どうしでは、金額の高い・安いしか比べられません。
よくある質問
Q. 外壁塗装に適した時期はありますか?
A. 春と秋は気候が安定していて塗装に向いています。ただし人気の時期は予約が混み合うため、早めの相談がおすすめです。
Q. 訪問販売の業者に頼んでも大丈夫ですか?
A. すべてが悪質ではありませんが、その場での契約は避け、必ず複数社で見積もりを比較しましょう。
Q. 火災保険は使えますか?
A. 台風や雪など自然災害が原因の外壁の傷みは、火災保険の対象になる場合があります。加入中の保険内容を確認しましょう。
Q. 見積書に「一式」と書かれていたら、その業者はやめたほうがいいですか?
A. すぐに断る必要はありません。「塗料名・塗る面積・下塗り/中塗り/上塗りを分けた明細を出してください」とお願いしてみましょう。すぐに出してくれる業者なら問題ありません。説明を嫌がる場合は注意が必要です。
Q. 見積書で、まず最初に確認すべきところはどこですか?
A. 塗料のメーカー名・商品名と、塗る面積(㎡)が書かれているかを確認しましょう。外壁塗装は「平米数×単価」が基本です。この2つが分かれば、他社の見積もりと同じ条件で比べられます。
Q. 諸経費が「一式」になっているのは大丈夫ですか?
A. 諸経費は一式で問題ありません。目安は工事金額のおよそ5〜8%です。「諸経費(交通費・福利厚生費・副資材費)」のように中身まで書いてある業者はていねいです。「諸経費」とだけ書かれている場合は、何が含まれるか聞いてみましょう。
まとめ
外壁塗装で失敗しないためには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。無料で複数社の見積もりを比較できるサービスを活用して、信頼できる業者を見つけましょう。


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